過去に中堅デザイナーズマンション開発会社の責任者として用地仕入れや商品開発、デザインに携わっていた当社チーフデザイナーは、建売住宅業界で分譲されている一般的な物件は、意匠性に乏しく、デザインにみるべき部分がないばかりか、安い部材を大量に発注し組合せ、陳腐化したプラン・仕様の物件を大量に供給することで原価を切り下げて、供給者側の利益極大化を図ろうとする「供給者側の論理」の比重が高いシステムであることを憂慮していました。
需用者たるお客様にとって住居とは、一生に一度の人生最大の買い物であり、生涯住まうための生活拠点です。それに相応しいような、住まう方の使い勝手や機能性だけではなく、所有する喜びを満たすような優れた外観の物件を供給することが、真の顧客ニーズに結びつくのではないだろうか?基本性能としてお客様のニーズに沿っていることはもちろんですが、感性の部分を刺激するような「需要者側からみて魅力ある物件」を、高額な注文住宅ではなく、一般需要者が購入可能な価格帯の建売住宅として供給したいという願いが、r’estシリーズの誕生に至った直接の動機です。